8/23/2010

凡人が狙ってハーバードMBAに受かる方法(1.社会人1年目)

この間、たまたましゃぶしゃぶ屋(変な店ではないです、あしからず)で出会った某Nさんに「Takaさんいつ更新するんですか?」と言われたからではないですが、ひさしぶりに更新。いやはや、読者がいるのはありがたいことです。。


さて、MBA受験の計画において、ここからは自分が実際にやったことをベースにしたアドバイスです。プランとして4年目で合格することを念頭に、書いてます。(僕の場合は、けっこう回り道があり7年目になりましたが、後述のように今は3年でキャリアをまとめてMBA受験するくらいの気持ちで行くほうがいい。)

で、そんなMBA受験においては、就職~就職して一年目、が実は一番大事だったりします。


A. 「アドミッションが好むキャリアになる」会社に入る
なんかシビアなことを書いて、と言われそうだが、これが実はMBA受験において一番大事です。以前にも書いたが、トップスクールは、「将来その国、そして世界を動かせるビジネスリーダーの卵」をとろうと思ってます。なので、受験する時点で、すでにある程度その片鱗をみせなければならない。GMATの点数などより、キャリア自体の方がはるかに重要。

「わかりやすく」その片鱗を見せるには、
1. 世界経済をリードしている会社 で
2. MBA受験の時点(目標としては入社3年目)ですでにリーダーシップをみせる
のがよい。

日本国内の就職で1を満たすには、Toyota、Sonyといった、グローバルの市場で日本を代表する企業か、Google, Goldman Sachsといったグローバルな市場をリードする企業の日本支社で働くのがわかりやすい。(何度も「わかりやすい」と書くのは、これが多くの人が使う方法のひとつにすぎないから。ほかにも、日本のキャリア官僚として数年働く、いきなり会社を興して数年で売却までもっていく、など、いろいろアピールできる方法がある。ただ、凡人がやる就職活動において、とりやすい方法のひとつが上記。)

2つめの条件の背景は、ここがけっこう見落とされがちなのだが、ビジネススクールはビジネスリーダーをつくるための学校なので、リーダーシップを仕事で見せていない人は基本受かりません。さらに、MBA受験は、実は若ければ若いほど有利。学校ごとの平均年齢は、各自チェックしてほしいが、Harvardだとたしか最近では26, 27くらいが合格者の平均年齢になってきている。これは、「若い段階でMBAをとってもらって、MBAを武器にその後のキャリアをじっくり伸ばしてもらうほうが、本人にとってよい」と多くのビジネススクールが考えるようになってきているから。と、いうことで、入社3年目くらいにはそれなりに大きな仕事でリーダーシップをとることを求められる会社が望ましい、ということになる。(今どきないのかも知れないが)「うちの会社では最初の10年は先輩の机ふきだよ」なんてことを言われる会社だと、MBA受験は難しい。

で、この1と2を実現する上で考えられる選択肢のひとつが外資系企業で働く、というもの。外資系企業の多くは基本少ないリソースで仕事を回すので、若い段階で責任の重い仕事をさせてくれることが多い。僕はこの観点でMicrosoftを選び、実際にVirtualizationのマーケットの立ち上げを担当させてもらったり、日経コンピュータといった業界紙に写真入りで自分の記事を載せてもらうことができた。業界は自分が好きな業界でかまわない、自分が若い段階で、業界(のごく一部)をリードできるような会社に入るのがひとつの方法です。


B. がむしゃらに働く
まあ、言わずもがななのだが、いくらTOEFL, GMAT等のMBA受験の準備を進めても、キャリアがピカピカでなければトップスクール合格はおぼつかない。なので、初年度はとにかく職場で認めてもらえることに全力を尽くす。また、このときに、できれば生涯のメンターになってくれるようなボスを見つけておくことが、キャリア形成上非常に大切。


C. 英文レジュメを作る
入社して半年目、もしくは一年目くらいに、英文でレジュメを作ってみるとよい。(僕は受験一年前だったので、その反省から。)英文レジュメとは、単純に自分が何をやってきたか、だけでは書けない。(そういうレジュメをときどきみるが、そういうレジュメは役に立たない。)「どういうプランを現在もっており」「その中で何を達成してきたか」を書くのが英文レジュメ。

最初はフォーマット等もわからないと思う。ひとつのアドバイスとしては、有料のエッセイカウンセラーに相談してみること。彼らは、エッセイ作成の一環としてまず最初にレジュメ作りをサポートしてくれる。3年後に受験したいと思っており、3年後にベストなレジュメを作るうえで、(レジュメに載せられるような)仕事をどう積み重ねていけばいいか、最初の相談をこの時点で始める。就職して一年目なんて、通常はレジュメに書けることなんてほとんどない。そこから何をどうひねり出すか、そして何をここから2年で達成してレジュメに書くかを考え、苦しむことがこの時点での目的。

レジュメを意識すると、自分が今している仕事がキャリア上どういう意味を持つか、常に考えるようになる。ひとつの会社に長い間在籍すると、「その会社で評価される」仕事に目が行きがちだが、必ずしもそれが「社外、転職市場で」評価される仕事とは限らない。MBA受験においては、社内からも評価されプロモーションしており、かつ一方でそのキャリアが「社外でも」評価されるものでなくてはならない。レジュメ作成はこの「社外」の視点を与えてくれる。僕の場合、受験一年前にレジュメを作ってから、仕事のやり方が自分でもわかるくらい大きく変わり、たった一年で驚くほどレジュメ映えする仕事を積み重ねることができた記憶があります。



D. TOEFLをトップスクールの合格者平均点 にまでもっていく
MBA受験において、時間がかかるのがTOEFL, GMATのスコアメイク、そしてエッセイ作成。
僕はTOEFLの勉強を、確か社会人3年目の途中からスタートし、途中仕事が忙しくなったりして一度中断したりもしている。この反省から、これからのMBA受験者には、社会人になる段階でTOEFL受験を始めることを薦めます。

現実問題として、日本のMBA受験生の中には、就職して3, 4年目くらいに今やっている仕事に一区切りがつき「MBA受験でもしてみるか」となり受験を検討、そこから1年後に合格するつもりで勉強を始める、という人がけっこうな数でいます。が、TOEFL、GMATスコア、エッセイ作成は、それぞれ満足いくものをつくろうとすると、トータルで最低でも2年は見積もった方がよい。(中には、一年ですべてやる人もいるが、そういう人は一年でやっちゃってください。以下は凡人向けアドバイス)。昔、予備校の人に聞いた話だと、受験準備を始めた人の中で、最終的に満足のいくスコアをとって受験にたどり着ける人の数は1/3ほどだそうだ。多くは、すべてが中途半端になって受験もできないか、受験しても満足のいく学校に出願できなかったりする。

なので、かつての僕のように、海外経験がほとんどゼロの人は、それぞれに一年かけるつもりで、社会人一年目からTOEFLに取り組むことを薦めます。とにかくすぐに受験し、自分の実力がどの程度かを見定めるとよい。(TOEFLは僕のときは回数制限もなく、毎月受けられた。今もおそらく同じ?)一年でどこまで到達するかというと、「HarvardやStanfordの合格者平均=足切りライン プラスアルファ」が最終目標。

TOEFL CBTではトップスクールの足きりラインは満点の90%、270点と言われていた。そして合格者平均は当たり前なのだがいつも常に数点~10点ほど高かった。おそらくiBTでもたいした違いはないと思う。せっかく一年かけて勉強するのは、この「合格者平均」を狙うためだ。

あなたが海外で英語で仕事をしていれば、べつに足きりさえクリアすれば問題ないのだが、もしそうでないならば、TOEFLで高得点を狙ってほしい。アドミッションは日本人に通常「英語ができない」という先入観がある。だからこそ、逆に「英語が使えるかどうかのものさし」であるTOEFLにおいて、足きりより上の合格者平均の点数を出すことが、その疑念を払拭し、Positiveな印象を与えることにつながる。僕のときはリスニングで苦しみつつも、一年ほどかけて280/300(Listeningは28/30)に到達した。

TOEFLの勉強の仕方は、いろいろ情報が出まわっているかと思うので、それを参考にしてほしい。僕の場合はTOEFL全体については予備校に通い、Listeningに関してはPowerPrepの音声をそのままcreative Muvo(MP3 Player)にMP3にして落とし、会社の行き返りにシャドーイングして克服した。TOEFL、GMATの点数の良し悪しは最終的には帰国子女であるなしとはまったく関係ないものになる。受験勉強として時間をかければ絶対に合格点に到達できる。キャリアと違い、この部分は完全に自分の努力のみで解決できる、MBA受験の中で実は最も楽な部分なので、がんばってほしい。

2 件のコメント:

Ayumi さんのコメント...

今田さん

参考になるコメントありがとうございます。

色んな選択肢を一通り考えた結果、2012年留学を目指してちょっとずつ準備を始めました。(今からなら1年半あるしぎりぎり間に合うはず)
UKでMPAのコースを取れるMBAを受けるつもりです。

UK単願と言うことで、TOEFLじゃなくてIELTSに逃げるつもりです。とりあえず、これから1年かけてスコアメーク頑張ります。

今田さんのように、大きな仕事でリーダーシップを発揮するようなチャンスは少なそうなので、
小さい仕事でリーダーシップを着実に発揮して、社内外の色んな組織で自由に率先して活躍していこうと思います!

また今後ともよろしくお願いいたします。

きむらあゆみ

TakaImada さんのコメント...

ん?僕の知ってる木村さん?

僕が書いていることは自分でいうのもなんですが、理想論なところもあり、また合格するための数ある方法の一例でしかありません。

B-schoolがほしいのは「将来」活躍する可能性を秘めた人です。それを示す上で、組織は大きいほうがわかりやすい、というだけで、大きいことが「いい」というわけでは必ずしもないです。僕が知っている木村さんならば、すでに社外でも大活躍してるよね?そういう人こそ、B-schoolがほしい人なので、自信をもってがんばってね!