8/28/2010

凡人が狙ってハーバードMBAに受かる方法(2.社会人2年目)

「凡人が狙って~」もいよいよ(ってまだ学生編と社会人一年目しか書いていないが)社会人2年目です。一年目にもらったコメントにも書いているが、ここで書いていることは一例、かつ理想論(僕は実際には社会人6年目に受験している)ので、あくまで「こういう考え方、方法論もある」というふうに考えてください。


さてさて、2年目は地ならしです。

A. GMATで700点以上をとる
非常にありきたりなのだが、TOEFLの次はGMAT。TOEFLが早く仕上がれば、すぐに社会人一年目からGMAT対策を始めてください。逆にTOEFLが仕上がっていない場合は、「いつ合格したいか」と「仕事の忙しさ」の兼ね合いでGMAT対策のスタートを決めることになる。ただ、3年目で受験する予定で行くならば、遅くとも社会人2年目の頭にはGMAT対策をはじめることが望ましい。

受験生と話をすると、よく「本当に700点ないとだめですか」という質問を受ける。実際には、600点台で合格している人もいます。ただし、そういう人にはほぼ確実に理由がある。有名な会社からの社費留学であったり(ビジネススクールにおいて、「卒業後の進路」はその学校の業績ともいうべきもので、社費留学だと入学時点ですでにその業績ができることになる)、ものすごいキャリアを持った人だったり。で、そういうのにあてはまるのであれば、600点台でもいいかもしれない。が、キャリアやエッセイで逆転できるのは相当にまれなケースです。(大多数は、「点数も出してキャリアもエッセイもピカピカ」なわけです。)点数が低くてもいける確信がないのであれば、(トップスクールを狙うのであれば)たとえ受験を一年延ばしてでもGMATの点数はしっかり700点にはのせた方がいい。逆に、700点を越してしまえば、GMATは足きりなのでそれ以上時間を費やす必要はない。(僕も710点で止めている。)

*予備校に相談した場合、見切り発車でエッセイに移ることを薦めるケースもあると思う。実際、前のエントリで述べたようにあなたが年を取ること自体はネガティブに働くと思っていい。しかし、足きりにかかることを考えるのであれば、700点をとって足きりをクリアし、かつ一年かけて仕事面でより大きなアチーブメントを重ねることにも意味がある。このバランスは慎重に考える必要がある。

GMATは、TOEFL同様に努力がほぼ100%結果を決める。よく「GMATのスコアは運だ」ということをいう人がいるが、個人的にはあのテストはかなり正確にその人の学力(というかGMATというゲームの理解度)を反映すると思っている。僕自身、一年ちょっと時間を費やして勉強したが、「今の実力だとこのくらいの点数かな」と思った点数がほぼ10点ほどの誤差でそのまま毎回のテストで出ていた。点数が出ないのは、頭のよしあしというよりは単純に費やした時間が必要量にまったく足りていないケースが多い。あなたがもともと英語圏で勉強したことがないのであれば、自分がアメリカ人で(学部留学もせず)いきなり日本の大学院を日本語で受験するのを想像してみてほしい。相当の努力が必要なことがわかるかと思う。

GMAT対策をどう行うかは、TOEFL同様、個人の好み。Official Guideだけで700点出す人もいれば、いろいろな予備校に通って点数を上げる人もいる。僕は後者で、「時間をお金で買う」感覚だった。多くの方は最初は点数がでなくてへこむ(僕もへこんだ(笑))が、GMATはやればやった分だけ確実に点数があがる。ここでくじけずに、がんばってください。


B.キャリアでエッセイにかけるネタをそろそろ作っていく
一年目のレジュメ作りで、いかに自分がキャリアとして蓄積が少ないかを実感していれば、2年目の半ばになれば、意識的に仕事に取り組み、少しづつレジュメに書けるネタ、エッセイにかけるネタができてくるはず。(もちろん2年目も、随時レジュメはアップデートしていってください。)

もちろん、社内的に脚光を浴びる仕事をすることも大切だが、レジュメ、エッセイで書くべき仕事はそれだけではない。
実際にレジュメを書いているとわかるのだが、会社では隣の同僚がやりたがらないような仕事でも、意味のある仕事が数多くある。部署をまたいだタスクフォースであったり、他の部署からの頼まれ仕事であったり。

そういった中に「隠れた重要な仕事」をみつけるコツは二つある。ひとつは、仕事に対して、自分のレベル、自分の上司のレベルだけでなく、部門長のレベル、社長のレベル、さらには本社のレベルにまで上がって、その意味を考えること。それによってその仕事がもつ意味がしばしば大きく変わってくる。(そして、マネジメントの視点で考えたことはそのままエッセイにかける!)そしてあなたの取り組み方自体も、あなたの意識の仕方によって変わってくる。

もうひとつのコツは、単純だが、「少し余分に仕事をする」こと。隣の人、他の部署の仕事を手伝うことで、見えていなかった会社全体のビジネスが見えるようになり、社内のネットワークも広がります。エッセイのネタさがしだと思って(笑)、積極的にいろいろな仕事に手を出してみてください。


C. NPOに参加しリーダーシップを発揮する
これは日本の受験生はあまりやっていないが、アメリカや日本以外の国からの受験生はけっこうな割合の人がさまざまなNPO活動に参加し、その経験をもってビジネススクールに来る。ぜひ、受験の2年ほど前から企業以外の別のコミュニティに所属して、自分のものの見方を鍛えてください。僕は、これは単純にMBA受験のためではなく、あなたの人生のために強く薦めます。

ビジネススクールは、ビジネスリーダーというのは企業活動だけではなく、社会そのものに対して鋭い視点をもち、社会を変えていける人と考えている。仕事だけでなく、NPOに積極的に参加して、社会の様々な問題に取り組んできた実績のある人を高く評価する。

NPOに参加すると、企業にいるとなかなか見えてこない社会問題に触れ、その問題に高い理想をもって取り組む(企業にいるとなかなか会えない)人々に会うことができます。その中にボランティアスタッフとして参加することで、あなた自身が見えてなかったものが見えるようになります。僕も、受験の一年前(もっと早くに参加すべきであったと後で後悔しました)からとあるNPOにたまたま参加する機会があり、そこで高い志をもったスタッフの方、ボランティアの方にお会いして’、自分のものの見方を大きく変えられる経験をした。自分の人生を豊かにするためにも、NPOに参加することを強くお勧めします。

では、どういったNPO活動に参加するか?(NPO活動それ自体に意味があるのだが、ビジネスリーダーの卵という観点で言えば)「社会を考える上で、企業活動だけではカバーできない分野に、ビジネスの観点を生かしてリーダーシップを発揮する」ことに意味がある。

ヒントをだそう。あなたは、受験する学校のページをちゃんと「活用するために」読んでいるか?各学校、「これらの研究に力を入れています」とアピールしている部分がある。学校名とResearch, Initiative, Centerとかでひっぱればいい。たとえばHBS, Stanford GSBならこんなかんじ。

ぶっちゃけ、ふたつとも似ている。言い換えれば、二つの学校が社会においてそれらの問題に取り組むことはビジネスリーダーの責務と考えているということだろう。そして、それぞれの分野で活躍している有名なNPO団体がたくさんある(かつ、企業サイドで経験をつむことが難しいものが多い)。ここまで説明すればわかると思うが、そういう分野でNPOのボランティアスタッフとして経験をつむことが、企業の枠を超えて自分を成長させるいいチャンスになるということだ。

日本は、アメリカ等と比べると、まだまだNPO活動に参加する人が少ないと言われている。NPOサイドも、社会経験をもち、やる気のあるボランティアスタッフを探しているところが数多くある。あなたが職場で培った経験をもってNPOで活動することで、日本の社会に(ビジネススクールに行く前から)仕事以外の面で影響を与えることができます。ぜひ、ビジネススクールに行く前から、社会に影響を与える活動に参加し、リーダーシップを発揮してみてください。


D. 奨学金情報を集め始める
ここでいう奨学金とは、学外の奨学金。学内(たとえば僕ならハーバード)の奨学金は、合格した後に申請できるので、受かったあとに考えるのでよい。
学外の奨学金は「必須ではないが取ったほうがよい」ものです。学外の奨学金がなくても、トップスクールでは入学後に学内の奨学金として学校から給付、もしくは貸与で十分な奨学金がもらえ、(在学中は)お金の心配をする必要はない。しかし、学外の奨学金をもっていることはアプリケーションにおいて優秀な人材であることの証明になる。また、学外の奨学金にアプライすることで、その財団の方々(こちらも、高い志をもって社会のために動かれている方々)と出会う機会ができる。ないといけないわけではないのですが、とれるのであればとってください。

MBA受験でアプライできるもので有名なものはロータリー、フルブライトなどがあります。ロータリーは地区によるが早いところは年明けの3月くらいから募集が始まった記憶がある(詳細は各自でチェックしてください)ので、前年のうちから情報は集めておくことをお勧めします。

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