12/17/2010

「休みの日は裏の砂場で絵を描いてます」

昨日の夜、友達と話をしていたときに出た会話。「休みの日に何してる?」と聞かれたときに、果たしてどう答えればいいのか?で盛り上がった。


彼女も僕も、答えに困る、というのがまず第一の感想だった。そもそも、この質問が出てくる状況としてよくあるケースが二通りあると思う。ひとつは、(多くの場合相手が異性で)興味があって聞くケース。もうひとつは、(日本人によくあるケースなのだが)人と同じことをしていることが正しいと考えるタイプの人間が質問者で、よくわからないタイプの人間はきっとつまらない休日を過ごしているに違いないと思い込んで聞きたがるケース。


最初のケースの場合、僕は「布団をほして、洗濯をして、夕方ビールを飲みに近くのバーに一人で行き、読み止しの本を読みつつボーっとする」と答えたところ、女からするとそいつはつまらん男だ、ということになった。じゃあいいアイデアがあるのかと聞いたら、そいつも何がいい答えかわからんということで、お互いとりあえずの宿題になった。だれか、異性に好感をもたれる休日の過ごし方を知っていらっしゃる方、ご連絡ください(笑)。


で、二つ目のケースの場合。これに対する僕の回答が「家の裏にある砂場に行って、ひざを抱えて絵を描いてます。」というもので、これは僕の性格をよく知っているその友達には爆笑された。今思うと大人げないのだが、僕は実際にこの回答を20代のころはよく使っていた。


その頃は、ご存知のように週末は勉強をしているか、趣味のフェンシングに通ったり、NGOで活動したりと、自分なりにかなり充実した毎日だった。だが、そのころはほとんどの人にはMBA受験のことを言っていなかったこともあり、多くの人には僕が普段何をしているかわからない、というより想像できないようだった。正直、僕からみてかなりつまらない(誰もができるような)休日を過ごしている人間に限って、からかい混じりに「お前休日になにしてるんだよ?」という質問をしてくるのだった。


最初のうちは「フェンシングに通っている」「NGOで~という活動をしている」という話をまじめにしていたが、決まって反応は期待したものと違ったのだろう、(=おそらく、「何もしていない」と言ってほしかったのだろう)、つまらなそうな無表情の反応をするものが多く、こちらも次第に面倒くさくなっていった。そこで、ふと思いつき、使うようになったのが「休みの日は裏の砂場で絵を描いてます」というもの。これを言うとちょっとは勘のいいやつは、こちらが「これがおまえの聞きたい答えだろう」と逆にからかっているのがわかり、嫌な顔をする(笑)。だが鈍いやつだと、「何を言ってるんだ」という反応に困った顔になる(笑)。どちらの反応をするのか、見るのが楽しく、ついつい20代の頃はよく使っていた。


休日の過ごし方にはその人の人生観がでるところがある。たとえば友達と車で無為に遊びまわるのも休日なら、がりがり勉強するのも休日。どちらがいいというものでもない。どちらをえらぶのも、そいつの自由。本人がやりたいことをするのが休日なのだ。そんな休日を人と比較しないor確認しないと落ち着かない時点でそいつは野暮なやつということだ。

アメリカから帰国してから、さすがに比較しずらくなったのか聞かれることは減ったが、聞かれたときは「いやぁ無趣味で」とおとなしい回答をしていた。が、自分らしく、今度聞かれたときは「砂場で絵を描いています」を久しぶりに使ってみようと思っている(笑)。

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