12/04/2011

無事是名馬

前の会社でバイトの方に仕事をお願いしていたときのこと。

「いまださん、これちょっと終わりそうにないので、残ってやります。」
「それって契約違反だよ。そんなことはお願いしていないよ。」
「?」
「僕は君の今日5時間をxxで買っている。君にお願いしたのは、その5時間で、△△な仕事をやってもらうことだよ。5時間以上かけることは、契約違反だよ。5時間でできないと思ったら、お願いしたその場で、そうでなければわかった時点ですぐに相談してくれないと。」
「。。。」


僕が新卒でMSに入社したときに、最初に先輩に言われたのが、以下の言葉。
「君はいること自体がコストだよ。場所代、光熱費、等々。君に払っている給料なんてごくごく一部。全部ひっくるめて、いくらかかっているか、わかる?そして、いつ、きみはそのコスト以上の仕事をできるようになると思う?」
「。。。」


日本に帰ってきて思ったのは、「時間をかけてがんばる」ことをよしとする人が、未だに数多くいるということ。でも、仕事においてまず大事なのは、コストがどこに発生しているかを把握すること。時間もコストであり、「何時間かけてどれだけのことができるか」を正確に見積もれないと、バイトの方はよくても、そのバイトを使う経営者はかかるお金の見積もりができない。


同じような問題は、ほかでもいくつも散見される。「風邪を押して会社にきている」「寝ないでxxに対応した」等々。でも、本当に大事なことは、「風邪にならないように厳しく健康管理をしている」「業務のスケジュールをきっちり組んで、無駄な仕事はしない、プライオリティの高い仕事から早めにとりかかる」といったことのはず。プロセスでの失敗が、なぜか美談になることを許す甘さが、まだまだ多くの組織に見受けられるように思う。


本当の成功とは、目立たない。でも風邪も引かず、9時5時で仕事をしっかり仕上げて(余分な光熱費も使わず(笑))さっさと帰る人こそが、モデルケースなのだ。

よく、「経営者目線でものを考えよう」と言う。経営者目線の一歩は、「風邪を押して/残業して仕事する」甘えを捨てることだと思う。すなわち、目立たない、でも無駄のない仕事をできるようになることだと、最近よく思う。



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