1/06/2012

ビジネススクールに行くということ

昨日、会社をでようとしたときのこと。
HBSで同期だったBが、Facebookでひょこっとチャットしてきた。数日前にB-day messageを送ったことに対してのお礼だ。せっかくなので、僕が今年自分の方向性を大きく変えることにしたことを話す。「ほんとかよ。おまえほんとにあのTakaか?(笑)」といった、気の置けない突っ込みが入る。


b-schoolを出てもうすぐ3年、未だにいろいろ悩む。b-schoolを出たことで、僕の人生、というより僕自身が完全に変わってしまった。世界の見え方が大きく変わり、自分がやりたいこと、自分の人生に求めることが完全に変質してしまった。自分にしかできないことは何かを考えつづけるようになった。


b-schoolを出ることで、キャリアにプラスになるかどうかと日本人に聞かれると、そのときの気分で二通りの答え方をする。まじめに答えるときの答えは「どうでしょう。僕はキャリアどうこうではなく、b-schoolに行きたい、アメリカで学びたいから行ったので。キャリアだけを考えたら、もっといい方法があるかもしれないです。」軽く答えるときの答えは「ディズニーランドに行くようなものです。行きたいなら行った方がいいです。興味がないなら行かなくていいと思います。」


僕にとっては、b-schoolに行くこと自体に大きな意味があった。日本では決して会えない数々のユニークでとびきり優秀なやつらと友達になり、b-schoolに行く前は考えもしなかった人生の大きな可能性を、実際に人生(そして世界)を変えた人たち(ケースの主人公)が授業にやってきて見せてくれ、アメリカで学び働くことでまったく違うカルチャーの中で自分が何をしたいのか、じっくり考える機会を得た。あくまで僕のケースだが、モノクロの世界がカラーに変わったくらい、大きな変化だった。

そもそも、自分が生きてる中で、キャリアはあくまで自分がやりたいことをするための「手段」だ。「手段」のブラッシュアップ程度のことならばb-schoolに入学できる人ならば、他にも多くの方法がある。

人生が二度あるとして、同じチャンスが与えられるなら間違いなくもう一度b-schoolに行く。でもきわめて個人的なものだ。「今の人生で満足している。わざわざb-schoolに行く必要があるのか」と考えているならば行く必要はないだろう。